基底環境データの連続収集と較正
無人状態および固定着席環境における熱負荷、外気取入量の基本挙動を観測。外気象変化に対する室内壁面温度の遅延レスポンスを同定し、センサー個体差のキャリブレーションを完了しました。
記録文書管理番号:KOB-OPT-2024-LOG07
神戸都市型スマートワークプレイス整備指針第14条に基づき、中央区三宮の実証区画(床面積1,420㎡)に整備された高密度空間センサー群による連続観測データを公開します。温熱環境、二酸化炭素動態、執務者動線ログの定量的推移を記録した公的技術検証文書です。
本検証記録は、2024年10月14日から11月22日までの連続40日間にわたり、中央区三宮実証ビルディング4階フロアで実施された空間観測を網羅しています。対象区画には天井面およびパーソナルデスク周辺に計128基のマルチモーダルセンサーが配置され、環境基本データ(乾球温度・相対湿度・気流速度・二酸化炭素濃度・VOC濃度)および滞在動線の連続サンプリングが実施されました。
観測班は、神戸都市型スマートワークプレイス基準規則に定義される測定精度水準を厳格に順守し、毎分1回の周期でリアルタイムデータバスへ観測値を送出しました。収集データは即座に匿名化レイヤーを経由して記録され、個人識別情報の完全な排除が確認されています。
観測はドキュメンタリー的推移を辿り、静的較正から完全自律制御へのステップを順次移行しながら記録されました。
無人状態および固定着席環境における熱負荷、外気取入量の基本挙動を観測。外気象変化に対する室内壁面温度の遅延レスポンスを同定し、センサー個体差のキャリブレーションを完了しました。
執務者の集合時刻におけるCO2上昇予測モデルに基づき、外気導入ダンパーの先行制御を実行。局所的な温熱不均一の解消挙動と換気ファンの周波数変調ログを連続取得しました。
出社人数の日変動に伴う島型デスクの利用密度を追跡。熱源クラスタリングデータとAI予約エンジンを照合し、空席ゾーンの局所送風停止による無駄なエネルギー消費抑制を確認しました。
「北西窓際ゾーンにおいて日射低下に伴う1.4℃の温度急降下が検知される。気流制御AIが直ちに反応し、VAVユニット開度を32%から18%へと絞り込み、下層コールドドラフトの発生を4分12秒以内に収束させた。」
観測班の克明な記録によれば、従来の定流量空調システムでは執務者の不快感申告から手動調整までに平均26分を要していた事象が、センサーフィードバックループにより自律的に処置されています。このプロセスの全容は、リアルタイムデータ収集および解析プロトコルに規定される時系列ストリーム基盤により支えられています。
外気湿度の急変時においても、潜熱顕熱分離空調機の運転周波数が適正範囲に収められ、室内PMV(予想平均温冷感申告)値は推奨基準(-0.5〜+0.5)の範囲内に99.2%の観測時間中留まりました。現場監視モニターの波形には、急激なオーバーシュートは見られませんでした。
観測期間中の代表指標推移。40日間の累積集計値を各区画ごとに算定し平均値を提示します。
| 観測項目 | 設定管理基準値 | 従来制御(第1週基準) | 自律最適化適用時(第5-6週) | 基準適合率 |
|---|---|---|---|---|
| 室内CO2濃度ピーク | < 1,000 ppm | 1,240 ppm | 785 ppm | 99.8 % |
| PMV(温冷感指標) | -0.5 ~ +0.5 | -0.9 ~ +0.8 | -0.2 ~ +0.3 | 99.2 % |
| 作業面照度均斉度 | > 0.60 | 0.48 | 0.71 | 98.5 % |
| 床面・天井面温度差 | < 2.5 ℃ | 3.8 ℃ | 1.2 ℃ | 100.0 % |
| 空調動力消費量比 | 前年同月比低減 | 100.0 %(基準値) | 77.6 %(-22.4%) | 達成 |
関係事業体および建築設備設計者向けの配布資料。以下の文書は要綱に基づき電子保管されています。
サイズ: 4.8MB / 発行日: 2024-11-30 / 承認印: 市環境建築局 技術部認可
サイズ: 12.4MB / 発行日: 2024-11-28 / サンプリング間隔: 60秒
サイズ: 640KB / 発行日: 2024-10-10 / 設備施工受託業者提出用様式
本実証実験で得られた観測データおよび自動最適化ロジックは、市内民間オフィスビルのスマート化改修計画へ順次転用可能です。規定集および公式台帳の照会は以下のリンクより執行してください。